3Dビジュアルシステムによる手術を体験してきました

2024年4月5日

3Dビジュアルシステムによる手術を体験してきました

3Dビジュアルシステムによる手術を体験してきました

2016年に杉戸町で開業する前は順天堂練馬病院で病棟長をしておりました。
手術件数の調整や順番決めをしたり、病床数の管理をしたり、各部署の師長さんと交渉したり、入院中の患者さんのトラブル対応をしたり、教授と医局員の緩衝材になったり、医局員の悩み相談を聞いたり…。
そんなご縁で今でも月に1度ですが、順天堂練馬病院で難症例の白内障手術の執刀と若手医師の手術指導を行っております。
3Dビジュアルシステムによる手術を体験してきました

昨年、順天堂練馬病院の眼科がAlcon社の3Dビジュアルシステム「NGENUITY®」を導入しました。
そこで先日、NGENUITY® を使ったWet lab(豚眼を使った白内障手術の練習)をしてきました。
顕微鏡の接眼レンズ部分に機械を取り付け、モニターの映像を専用ゴーグルで見ると立体的に見えるという代物です。

ずっと顕微鏡を覗き込んでいるため頸椎を痛めることがあるのですが、このシステムは画面を見ながら手術するために頸への負担がありません。
また、老眼が進んだ先生方には人気があるとのことでした。

眼科でもロボット手術の技術開発が進められていて、将来的にはこのシステムとロボット手術を用いれば、都市部の病院から遠隔地の患者さんの手術ができるようになるかもしれません。
10年後は「まだ顕微鏡手術やってるの?」なんて時代になっているのかも…。

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